Jazz meets Blues

手紙のように書きとめる、音楽やライブの記憶、地元のお店の思い出。

ノイズ35周年記念・1日限定特製ケーキと絵画展示

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11/23(月/祝)は、ノイズ35周年企画として、
ノイズスタッフOGの料理研究家・江端久美子さんによる特別メニューがありました。
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告知看板は現スタッフの方のお手製とのこと。
◆アップルクランプパイ・単品 / ¥648
◆アップルクランプパイ・ドリンクセット / ¥864
◆カットボード / ¥3800
◆木べら / ¥1300
 
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「アップルクランプパイ」
少しだけシナモンが効いていて、
柔らかいアップルと、パイの食感のバランス。
生クリームを少しフォークに乗せて一緒に頂くと優しい味わいが広がる。
 
ノイズで定番以外のメニューを頂くことがなかったので、新鮮です。
 
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35周年企画として、スタッフOBの方の絵画作品の展示も。
全部で4〜5点かな?
店内を活かせばもっといろんな飾り方ができそう。
普段からLPのジャケットが飾られているので、こういう作品が並ぶのも自然に馴染みます。
今回は抽象的なのと、デザイン的なのとのお二方の作品展示でした。
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祝日なので、アップルクランプパイを頂いた後ものんびり読書しながら長居しました。
いつ来ても「絵になる」店内風景…
最近の店舗設計だとこんなには複雑にならないかも?と思う。
1980年オープンのあの頃のデザインはこういうのが主流だったのか、当時から斬新だったのか。
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エントランスは神殿風の円柱が並び、
カウンターとテーブル席が段差で区切られて、縦には太い鉄線が伸びる、
壁面は鏡張りとガラス窓、窓には英字、
大きな柱と柱を螺旋状に囲む棚(スピーカー用?)、
奥には8:30の壁画、
所々に蓄音機、ミシン、謎の器具、古いメニュー看板が飾られ、
レコードやポスターの個々のデザインが店内の統一的なデザインにもなっている。
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ライブを観ていて時々思う。
そこにはただ人がいる、楽器があるというそれだけのことなのに、
演奏が始まると一瞬にしてその場は揺り動かされる。
耳に届く音だけで説明することもできる、
だけどもしかしたら目には、ミュージシャンと楽器とが繰り広げる、渦巻いて燃え上がる炎のような魂が見えているのかもしれない。
観客、会場、時間、空気はその炎に巻き込まれて立ち昇っていくんだと感じる。
 
きっとノイズという存在も同じようなもので、
10:30から20:30という時間の中で、スタッフと訪れた人々とがその日その時ノイズという場で長い演奏を繰り広げているのかもしれない。
35年間続く魂の燃焼がそこには充溢している。