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Jazz meets Blues

手紙のように書きとめる、音楽やライブの記憶、地元のお店の思い出。

ayuko live (大和・weber) 2015年12月9日

Live 素敵なお店
 以前町田ノイズで聴いた「ayuko + 浅川太平」。そのayukoさんが近くでライブをされるとのことで伺ってきました。
 
ayukoさんのブログに載っていた情報はこのリンクのみ。BAR weberとは…?とりあえず行ってみよう!
大和駅、昔一度来たことのありそうな駅。
リンク先に載っていた住所からマップ検索し…たものの、見つからない。
ぐるりと回って元来た小道に戻ってきた時に小さなBARの前にある樽の上の小さな看板を発見!
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ちょうどそのBARのお客さんの帰るのに合わせてスタッフのお姉さんがお見送りされてたので、お声がけすると…
「ライブですか?もう上がって頂いていいですよ。そちらの2階です」とのこと。
ありがとうございます。
とはいうものの、階段は真っ暗。どこからかayukoさんの歌声が聴こえるような?行かねば。
お酒を飲まなくなって何年か経つのと、飲んでた時もあまりBARらしいBARには行かなかったので、もしや看板も出さずこっそり営業する通の中の通の呑んべえのみぞ知る隠れ名店なのかも…?とドキドキ。
おそるおそる扉を開けると、ズラリとお酒の並ぶカウンターとayukoさんとそしてギターの愛川聡さん。
マスターが「今開けるとこなんです」と。
ホッと一息。
 
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店内はこんな感じ。
カウンターに座ってるとそれだけで強いお酒の香りが漂ってくる。
お酒が飲めないのでとジンジャーエールだけ頼むと、注ぎ方、氷の転がし方まで心配りの行き届いたマスターの手つきに見惚れてしまう。
もうこの時点で、やっぱりここは名店だったんだと気付いてしまう。
飲めなくてゴメンなさい、呑んべえを2〜3人連れていきたい。
 
ライブの始まる前に、ayukoさんも声をかけて下さり、お話することもできました。
以前書いたブログや、町田ノイズのこと、浅川太平さんやメキシコトリオのこと、ニャンコやワンコのこと。
ayukoさんは結構なお酒好きのようです。
 
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スタートはボサノバから。
メネスカルが小舟が沖に流された時に作った曲とのこと。
小さなweberがゆらりと現実から離れてayukoという海に流されていくような感覚。
愛川さんのギターの、波間に反射する光のような色気。
 
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2曲目は、演奏前にチェットベイカーが流れていたので…と、「It could happen to you」。
酔っぱらってるのかな?と思わせる歌詞もあるとのこと。
そういえばチェットをイーサンホークが演じた映画が今年の東京国際映画祭で上映されたんだったなと思い出す。今後の上映予定もあるのかな?
 
そして、あの「Don't know why」。
2003年頃の記憶が蘇る思い出深いノラジョーンズの名曲。
後にパットメセニーがバリトンギター1本だけで作ったアルバムに、有名になる前から好きだったからとこの曲を収録していたのを知ったけれど、もしあの演奏にあの歌声も乗っていたら…そんな想像をしてしまう。
 
「Summertime」
ジャニスジョプリンやジャズで聴くSummertimeは、真っ赤な夕陽や部屋に差し込む強い日差しを連想するけれど、
ayukoさんのSummertimeは、スペインの真夏の強い光の中で陽炎なのか幻覚なのか混乱するような、流れ落ちる汗を感じながら走り抜けていく車窓を見つめるような、または夜よりも深い日陰の黒さを思わせるような…そんないくつもの側面を感じさせた。
 
The Beatlesからポールの「Oh, Darling」。
妖艶で優しくて情熱的なラブソング。
何度も記憶の中で繰り返してしまう。
この歌声が映画のエンドロールに流れていたなら、きっとそれだけで名作になると思う。
 
ハーレムで作られたという「The Frim Fram Saurce」。
初めて聴く曲かも。
明るい歌声で1stセットが締めくくられた。
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1st.
1. O Barquinho
作詞・作曲:Roberto Menescal/ Ronaldo Bôscoli
2. It Could Happen To You
作詞・作曲:Jimmy Van Heusen/Johnny Burke
3. Don't Know Why
作詞・作曲:Jesse Harris
4. Summertime
作詞・作曲:George Gershwin/DuBose Heyward
5. Oh, Darling
作詞・作曲:Lennon-McCartney
6. The Frim Fram Saurce
作詞・作曲:Joe Ricardel/Redd Evans
 
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2ndは、「Gee, Baby, Ain't Good To You」から。
クリスマスに毛皮も買ってあげたしダイヤの指輪もあげたのに…と、この季節のブルース。
僕が初めて好きになったジャズのアルバムにも入っていた曲。
 
「Only Trust Your Heart」
ベニーカーターがボサノバに惚れ込んで作った曲とのこと。
 
次の曲はメモ忘れ。知ってるはずなのにタイトルが思い出せないまま。
クリスマスの言葉を入れたのはayukoさんのアレンジなのかも?
 
カーペンターズの「Rainy Days and Mondays」。
カーペンターズはほとんど知らないままだけど、美しくて優しい曲。
 
この2曲の流れで2ndは親しみやすい曲が多いなという印象に。
そこに「Girl From Ipanema」が歌われると、なんだか穏やかな暖かさに包まれる。
 
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続いて、スティングの「Shape o Of My Heart」。
お店に入った時にリハーサルをされてたのがスティングかな?と思っていたのだけど、このリュックベッソンの映画「レオン」の主題歌にもなったこの曲は、この日のベストだった。
思い出深い曲、誰の記憶にも残るような名曲。ノイズでのライブとはまた別の一面、1stでの「Summertime」とはまた別の深さがそこにはあった。
 
そしてまさかまさかの選曲が!
え?と思ってると、スパニッシュ歌謡とでも呼べそうな情感たっぷりの表現。
歌い終わった後に、決め台詞ありましたよねとあの台詞…溢れる出る"姐さん"感!
 
驚きの後には感動が待っていた。
日本ではあまり有名ではないというスペインの教会発祥のクリスマスソング。
美しい。
こういう教会由来の綺麗な曲ももっと知りたい。
 
感動から切なさに引き継ぐように、ラストはポールサイモンの「彼女と別れる50の方法」。
ポールサイモンやサイモン&ガーファンクルも詳しくはないので、新鮮な発見のように聴くことができた。
 
愛川聡さんのギターはヴォーカルと影響しあい、色気も激しさも繊細さも聴かせてくれた。
他のライブではどんな表現なんだろう、ベースと絡み合うところも見てみたいけれど、ソロギターだけを聴いていたいとも思う。
 
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アンコールはテネシーワルツ。
包みこむような歌声。
ちょうど次の日の町田ノイズさんのTweetが偶然にも…

twitter.com

 
2nd.
1. Gee, Baby, Ain't Good To You
作詞・作曲:Don Redman/Andy Razaf
2. Only Trust Your Heart
作詞・作曲:Benny Carter/Sammy Cahn
3. ?
4. Carpenters Rainy Days And Mondays
作詞・作曲:Paul Williams/Roger Nichols
作詞・作曲:Antonio Carlos Jobin/vinícius de moraes
6. Shape Of My Heart
作詞・作曲:Sting
8. 50 Ways To Leave Your Lover
作詞・作曲:Paul Simon
 
アンコール
The Tennessen Waltz
作詞・作曲:Pee Wee King/Redd Stewart
 
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 この日は、ayukoさんに町田のこがさかベイクのパウンドケーキをプレゼント。
毛皮もダイヤもないけど、甘いモノならね。
…また町田にぜひ来て下さい!
 
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灯りに照らされると想像以上に重厚な扉。
向かい側のお店もBARのようでした。
 
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階段の手前に看板も出ています。
1階のBARはPub Suという名前。
大和、明るい時にまた来てみたいな。
帰り道を歩きながら気付いたのは…ayukoさんのCD買い忘れた!
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ayuko Official Web