Jazz meets Blues

手紙のように書きとめる、音楽やライブの記憶、地元のお店の思い出。

町田ノイズ/Noise:1980→2015→そして

今年はますますノイズマニアな1年でした。
今年はフライヤーを作らせて頂けたりで、少しでもお店のお手伝いをさせてもらえたのが嬉しかったです。
 
ノイズはどこを撮っても絵になります。
開店当時の80年は、これだけの設計をする個性が許され、また実行する行動力のある方のいた時代なのだと、訪れるたびに思います。
2015年は、価値観の単一な、なんとも物足りない、自己発見と肯定の難しい時代です。「みんな」って言葉にゴチャゴチャの雑音を放り込み、多様性の時代へと進みますように。
Make Some Noise !!
 
30代後半の何とも体調に問題を抱えた時期を、逃げるように、救いを求めるように過ごし、やがて安心と肯定に辿り着くまでに至る道中には、かならずノイズでのひと時がありました。
チーズケーキ、ジャークチキン、アイスティー、投げ銭ライブ、Re-trick、浅川太平さん、メキシコトリオ、オンセン、類家心平さん、ayukoさん、8:30の壁画、カウンターのミュージシャン達、スタッフの方々の笑顔と言葉。
 
昔、パーカーやモンクを庇護したパノニカ婦人は、ジャズミュージシャンを撮影する時に、3つの願いを尋ねたそうです。
マイルスなんかは、"白人になりたい!白人になりたい!白人になりたい!"と冗談めかしたとか。
もし僕が3つの願いを誰かに尋ねられたなら…
1. アイスティーをストレートで。
2. それからジャークチキンライス、男盛りで。
3. あと今度のライブも予約お願いします。
…だね。
町田のパノニカに乾杯!
リクエストは「酒と薔薇の日々」かな?
いや、ノイズでなら「枯葉」でなきゃね。
 
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手描きのメニュー看板と、ノイズのアイコン的な看板。
ドラム缶周りにはフライヤーが。
注目は、今は珍しい食品サンプルです。
 
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入ってすぐのところにはバドパウエルの写真が飾られています。
レンガの壁も力強く美しい。
 
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ノイズの象徴とも言える柱。
奥に見えるのはクリフォードブラウン。
 
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ノイズの傘ランプが大好きです。
2色の傘があります。
 
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奥のガラス窓には、名曲のタイトルや古い映画のタイトルが。
窓の上にも飾りの彫り物がされていたり。
 
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入り口の列柱の上に座すノイズの守護神。
 
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有名なアルバムカバーのペイントがいくつか店内にはあります。
近くで見ないと気付かないかもですが、写真をプリントしたのではなく、壁に描かれています。
 
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クールストラッティンも。
 
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一番大きく目立つウェザーリポートの8:30。
少しだけアレンジされているのを店内で確認してみて下さい。
 
ノイズでのライブなどの動画をまとめたYouTubeの再生リストです。
僕が作ったトリビュート動画もあります。
Re-trickのLiberty in Noiseはノイズに捧げられた曲です。
 
ノイズマニアが極まり、ほほノイズなInstaも始めました。
 

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