Jazz meets Blues

手紙のように書きとめる、音楽やライブの記憶、地元のお店の思い出。

土門秀明 (町田・万象房) 2015年1月30日

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土門秀明さんの名前を知ったのはいつだったか…
ロンドン地下鉄での演奏許可を日本人で初めて獲得したギタリスト。
地下鉄での録音をまとめた1stアルバムも新鮮でした。周囲の雑音はそのままに、しかしギターの音色と相まって聴こえるてくると、それも優しいざわめきに感じられました。
 
その土門秀明さんが町田の万象房に来られるとFacebookで知り、去年末から楽しみにしていました。
万象房は初訪問。
 
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様々な音楽のレッスンを行っている場所とは知っていたので、比較的広いか何フロアかに分かれてるのかな?と思ったら、こじんまりとした落ち着いた雰囲気の喫茶店のような感じでした。
 
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この日はウーロン茶だけお願いしました。
その他のメニューにはトゥルシーというホーリーバジルが何種類か、それから町田名物の成瀬餃子も(ソーセージの形で中身が餃子)
 
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音の確認をされている土門さん。
最上川で録音したというせせらぎの音をバックに流しています。
PAもギターの音がそのまま大きくなった良さだなと仰っていました。
 
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本番前に少し着替えた土門さんが戻ってくる時に、ふいっとチラシを下さいました。
土門さんの本もちゃんと読んでみたい…。
 
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店内には小さな本棚も。
この日はライブではなくBGM的に楽しむというバスキングらしいコンセプトだったので、一冊お借りしようかと迷いました。
ニールヤング詩集が気になる。
 
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改まった感じではなく、すっ…と始まる演奏。
途切れ目もなく流れるように続いていく。
 
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ミュージシャンには飄々としたひとも力強いひともいると思う。
いろんなひとと出会う仕事だからなのか朗らかなひとも多い。
土門さんの表情は、町田ノイズで拝見した浅川太平さんを連想するような優しさでした。
 
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ついつい見惚れまうけど、やはり読書しながらゆっくり聴くのも良さそうだなと思う。
 
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途中少し騒がしくもなり、土門さんがお話ししましょうかと提案。
イギリスで人気の曲を教えてくださりながらの演奏になりました。
 
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ギターの裏には地下鉄での演奏許可証が。
1stアルバムに写るあのギターそのものでした。
 
我儘が許されるなら、また町田に来て下さる時には、町田ノイズでも聴きたいなと思ってしまいます。
ファッションビル4階の奥で36年続くジャズ(もかける)喫茶の程よい雑音の中にギターの音色が溶け込むのでは…
 
またどこかでお会いできますように。
 
新しいアルバムはソロギターの名手達がビートルズを一曲ずつ奏でたアルバムです。