Jazz meets Blues

手紙のように書きとめる、音楽やライブの記憶、地元のお店の思い出。

珈琲舎ロッセ(町田)

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GWの始まる4/29金曜日、夕方にノイズさんにフライヤーを届けてから、久しぶりに町田の老舗珈琲店ロッセを訪ねました。
 
昭和から続く名店は、照明が魅力的なところが多いような…。洋食のグリルママの天井と照明も思い出されます。
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紅ふうきという紅茶を頂きました。国産の紅茶って初めてかもしれません。
お茶らしい渋さがまろやかで心地よい…ホットで香りも楽しみたいなと思いました。
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ストローの袋にも「ROSSE」の文字。
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シンプルなチーズケーキはお茶のお供にちょうど良いサイズで250円。
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長く続き、味を守り、専門店の空気があり、常連さんの居場所になっています。
きっと誰もが「会いに行く」ような気持ちで訪れているんだろなと思います。
 
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久しぶりのロッセさん訪問で、20代の頃はああいう魅力には気付けなかったな…としみじみ思い返し、2日後にも再びお邪魔しました。
 
春らしい気候に合わせて入り口のガラスドアが開いていました。
ソファに座ると、街中へと歩き過ぎて行く人々を眺められるのが、気持ちを落ち着かせてくれます。
店内の雰囲気は、照明による光量の強さよりも暖色の灯りに満たされていることで、空間的な統一感を成しているのだと思います。入り口が閉じている時には、ガラスを通した淡い色味の明かりもそこに加わります。
 
今回はホットを頼むつもりでいたけれど、お昼から歩いていたせいもありやはりアイスにしました。
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今回はヌワラエリアです。
こんなにも一杯の中に独自の魅力を体感できるものかと驚かされます。ヌワラエリアはよりスモーキーな香り、色合いも紅ふうきに比べると濃いめです。
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テーブルの黒がグラスの中の色味を確認するのにちょうどいい。
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お冷のグラスにも「ROSSE」の文字があることに気付きました。シンプルな文字とささやかな主張が粋なオシャレです。
 
珈琲はまだまだ初心者で、2回とも好きな紅茶を選んでしまいましたが、町田ノイズや相模大野のてらす珈琲でもこんな美味しさがあるのかという発見があったので、ロッセさんの珈琲でもきっと新しい体験ができるのだろうと思います。
サイフォンとドリップとでも味わいが変わってくるようなので、また改めて楽しみたいと思います。
 
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BGMは小さめの音でジャズやボサノバが流れています。ジャズ喫茶っぽく大きな音でも聴きたいなと、ふとスピーカーを見てみると…1mくらいのかなりの縦長で「COLUMBIA」の文字。
スピーカーに詳しい方ならこれだけでひとつの話になるのかも?と想像してしまいます。
 
 
昭和45年(1970年)、町田に最初のコーヒー店としてオープンとのことで、町田ノイズよりも10年も先輩です。(かつての下北沢のノイズと同期?)
 
お客さんが途切れずに訪れます。
年齢層も広く、地元の方が多いかもしれないけど、買い物帰りの方もふらっと訪れた方もいらっしゃいます。
愛されているというのはもちろんのこと、日常的に街に生きて、この場所でみんなが来るのを待ってくれています、36年間ずっと変わらず。
 
町田にロッセさんが居て下さるということに、ありがとうございます。

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