浄運寺・酉の市へむけて。
今年の夏に初めて多摩川warpでまちライブラリーという存在を初めて知りました。(浅川太平さんとAyukoさんのライブで訪ねました)
図書館の少ない地域にそこに住む人が集まって本を持ち寄るということで生まれる文化的な交流は、図書館も美術館も博物館もある町田にも必要なことなんじゃないかと感じていました。
本や映画やライブのためだけではなく、人の集まり、通り抜ける場所が少ないんじゃないかと。
金銭と既製の価値観のやりとりだけが溢れることは、常識に押し込めて人の個性を無視することと同じ。
町田ノイズで過ごしたり、たまたま会ったひとと話したりすることは少しだけ、その窮屈な価値観から抜け出せるんだと感じていました。
去年の酉の市で、街の名店に引き寄せられ、集まる人達の交流が生まれる特別な空間と時間になっていることを感じられました。
きっと今いちばん「まちライブラリー」的なことが実現しているのは、酉の市の賑やかしとして去年から始まったあの空間なんだと思います。
いつもは街中を通り過ぎて行く人達が浄運寺でひと時足を止めること、そこに僕もいることが、"物を買う"とか"何かをできてなきゃいけない"なんてことを取り払って、「お、来たんだ」と声かけてくれてるような気がします。
声の主が、お店であれ、バッタリ会った友達であれ、昨年見たお寺の鐘でもいい、きっとその声の主をみんなの暮らしている「街」と呼んでいいんだと思います。
街に生きる、音楽がある、美味いものがある、そして時間が過ぎて行く。
11月23日 11:00-21:00
「唄う酉」まちだ酉の市